Excelで画像編集する方法 トリミング/透過色/三角形に切り取り

最近、イラレみたいな画像編集ソフトがなくても画像を編集する手段としてCanvaを知人からおすすめされました。

このCanvaはたしかに便利な部分もあるのですが、透過色PNGで画像を出力したり、トリミングをしたりすることが出来ません。

「おいおい、そんなのExcelでもできるぜ?」

と思ったのでその方法などを記載していこうかなと思います。

ちなみに、Canvaについての感想記事は以下に書いているので興味があれば参照いただけると幸いです。

Excelでトリミングを行う方法

下記画像から猫の部分(白色じゃない部分)をトリミングで抜き出してみたいと思います。

1.まず図を右クリックすると、トリミングというメニューが出ます。

2.画像の範囲選択が可能になるので、トリミングで抜き出したい部分だけを範囲選択します

3.その状態で画像以外の部分を選択すると無事にトリミングすることが出来ました

ちなみに上記の方法はOffice365を使用したときの方法となります。

Officeのバージョンが2016以前の場合には、図を選択してから[図ツール]の[書式]タブからトリミングを設定するようです。

透過色を指定する

次にトリミングではなく透過色を指定する方法について記載します。

トリミングと透過色の何が違うかと言うと、トリミングは画像の実態が消されてしまうのに対して、透過色は画像の実態はあるが下の背景が透けて見えるという状態です。

1.画像を選択すると「図の形式」というタブが出現するので、これを選択します。

2.次に色というメニューを選択し、透過色を指定をクリックします。

3.その状態で白い部分をクリックすると、白い部分が透過色になります

ちなみにこの方法で透過にする方法は、同じ色の範囲を透過にするようなので、グラデーションなどがかかっている画像を透過にするのは手間です。

その場合は、前に紹介したトリミングで一度透過にする部分以外を切り取った方が楽だと思います。

画像の大きさの関係で、どうしてもトリミングでは嫌な場合は、トリミングした画像を別の真っ白な画像などと結合させ、白い部分を透過色にするのが良いかなと思います。


画像を三角形に切り取り

トリミングの部分で書いた方法ですと四角形に切り取ることは出来ますが、三角形や台形などで切り取ることが難しいです。

その場合は、任意の形のオブジェクトを作成して、それに画像を貼るというテクニックが使えます。

1.挿入タブの「図形」からオブジェクトを作成する

色々な形があるので、自分の好きなものを選びます。今回は三角形に切り取りたいので三角のものを選択します。

↓この時、元の画像と比べて同じくらいのサイズにしておくことが望ましいです

同じくらいのサイズにしておかないと、解像度が変更となってしまうからです。

2.作成した三角形の画像を右クリックし、塗りつぶしを選択します。そして図を選択します。

3.ファイルからを選択し、元画像を選択します

4.元画像が三角形の形に切り取られました

ただ今回の例だと、猫の部分が消えてしまったので三角形の向きを逆にしたいですよね。

その場合は図を貼る前に、図の左右反転を行います。

↓図形の書式タブから左右反転を選択してオブジェクトを反転させます

同じ要領で元画像も反転させ、それを貼り付けます。

猫の部分が映るような三角形で切り取ることが出来ました。

ちなみに枠線はオブジェクトに枠線を設定してあるだけなので、書式から消すことが可能です。

応用としてグループ化をすることで更に複雑な図形にすることも出来ます。

↓丸オブジェクトと四角オブジェクトをグループ化してみました


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