Excelでスケジュールに色付けを行う方法

作業スケジュールなどを作成しているときに、開始時刻と終了時刻をもとにセルに色付けをさせられることが多いです。

具体的には以下のような感じです。

単純に開始時刻と終了時刻が記載している時と比較すると、スケジュールに色を付けたほうが圧倒的にわかりやすいと思います。

ただ、このセルに色をつける行為なんですが修正するのが面倒になるケースが多いです。

例えば、上記画像の「09:00 – 10:15」が「09:00 – 11:00」に変更となった場合、次のスケジュールも破綻するので全行直さなくてはいけなくなります。

また、ミスを防ぐためにもセルの色付けは自動で行うのがベストだと思います。その方法について記載をしたいと思います。

条件付き書式でセルに色を付ける

条件付き書式を使えば簡単に設定することができます。ただ、横軸が時間の場合は少し考慮が必要となります。

まずは、「ホーム」タブから「条件付き書式」をクリックします。

次に「新しいルール」をクリックします。

数式を使用して、書式設定するセルを決定を選びます。そして、書式ボタンからスケジュールに付けたい色を選択します。

最後に、「次の数式を満たす場合に値を書式設定」に記載する数式ですが、以下のように設定します。

=AND([開始時間のセル]-TIME(0,[1マスあたりの時間間隔],0) < [見出しの時間セル], [終了時間のセル] > [見出しの時間セル])

この時、開始時間のセルと終了時間のセルは列番号を固定、見出しの時間セルは行番号を固定します。($をつけると固定になります。)

わかりにくいと思うので具体例で書くと、下記画像の場合は以下の式になります。

=AND($A2-TIME(0,15,0) < C$1, $B2 > C$1)

「横軸が時間の場合は少し考慮が必要」と書いたのは、目盛りの時間分をずらさないとうまく描画できないという点です。(上記例でいうと15分ずらす)

目盛りが時間の場合にはセルの値が「09:00」だとしても、実際には「09:00 – 09:15」という形で暗黙の範囲を持っているため読み替えが必要になるため、上記の作業が必要となります。

横軸が日付の場合

次にスケジュールの横軸が日付の場合です。以下のような感じです(WBSとかにありがちですかね)

この場合の条件付き書式はシンプルになります。

=AND($A2 <= C$1, $B2 >= C$1)

横軸が時間だった場合と違い、ずらす必要がなくなっています。また、イコールを使うようにしています。


横軸が時間で日付を跨る場合

最後に、また横軸が時間単位であった場合について記載をしようと思います。

注意点になるのですが、もし作業が日付を跨るような場合に、前述した方法でスケジュールに色付を行うとバグります。

↓全く色がついてくれない…

これは、「00:00」のほうが「23:00」よりも後だということが判別できないためです。

人間は、横に時間が流れているので感覚で「00:00は次の日だな」ということがわかるのですが、EXCELからすると前日なのか翌日なのかわかりません。

そこで、横軸に日付の情報を与えてみることにします。下記のように、「1/10 23:00:00」と日付も明記します。

そのままだと表記も変わってしまうので、セルの書式から「h:mm」を選択します。

そして、同じように開始時刻と終了時刻にも日付の情報を与えてあげると…

正常にスケジュールに色を付けることができました。


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